公開日: |更新日:
これまで、派遣スタッフの管理は自社で仕組みを作って対応していました。しかし、派遣法の改正などがあるたびに、紙を使った手続きや派遣会社とのやりとりが複雑になり、時間も手間もかかっていました。
そこで派遣業務を一括で管理できるHRstationのシステム(パッケージ商品)を導入しました。これによって、派遣の発注や契約、スタッフの管理、支払いなどにかかる負担が減り、社内のルールに合わせた管理(内部統制)もよりしっかりとできるようになると考えたからです。
現在は、営業所ごとに協力会社へ発注しており、将来的には業務ごと(OPC単位)での発注も検討。そうなれば、細かい収支管理もより正確にできるようになるでしょう。
また、クラウド型のシステムでは、派遣スタッフが自分のスマートフォンから出退勤の記録(勤怠登録)を行えるため、それを使えば作業もかなり減らせる可能性もあります。パートナー社員は現在、QRコードを使って出退勤を記録していますが、派遣スタッフも同じ仕組みで対応できるようになれば、記録方法を一本化でき、管理を楽に行えるようになるでしょう。
導入を始めた頃と比べて、派遣スタッフの数は少なくなってきましたが、それでも営業所で1人でも派遣スタッフを受け入れる以上、法律に従った契約や管理が必要です。その点、このシステムを使えば複雑な手続きもすべてオンラインで完結できるため、非常に助かっているとのことです。
参照元:HRstation|佐川グローバルロジスティクス株式会社導入事例 (https://www.altius-link.com/hrstation/case/20220913_1576.html)
シフト管理においては、夜勤や交代勤務、繁忙期の突発的なシフト変更などが日常的に発生します。こうした複雑な勤務パターンを柔軟に設定・変更できるシステムを選ぶことで、スムーズな人員配置や勤務調整が可能になります。
契約期間、給与、勤怠といった情報をスタッフごとにバラバラに管理するのではなく、一元化されたシステムで統合的に扱えることが、業務の効率化には欠かせません。
特に派遣先との契約内容や契約更新のタイミングなどをシステム上で把握し、アラート通知などにより見落としを防げる機能は、管理担当者にとって大きな支えとなります。
スタッフ情報を可視化できるような管理機能も重要なポイントです。たとえば、フォークリフトの免許や倉庫内作業の経験など、特定のスキルや資格を持つ人材を検索・抽出できるシステムであれば、急な人材要請にも迅速に対応できます。こうした情報の可視化は、マッチングのスピードと精度を高める上で非常に有効です。
労働者派遣法をはじめとする法令は頻繁に改正されるため、システムベンダーが迅速に法改正に対応し、必要な機能をすみやかにアップデートしてくれる体制が整っているかどうかも確認すべきポイントです。法令遵守を徹底するためには、常に最新の基準に即した運用が求められます。
物流・配送業界での導入実績が豊富なシステムは、現場で求められる細かな機能や運用フローへの理解が深く、導入後もスムーズに活用できる可能性が高いと言えます。導入後のサポート体制やトラブル時の対応の早さも、管理担当者が安心して運用を任せられるかどうかを判断する重要な材料になります。
「スタッフ管理」「顧客管理」「契約管理」「勤怠管理」「給与・請求管理」が一括で対応でき、尚且つe-Govとの連携がなされているシステムを厳選。単純なシステム比較だけでは見極めきれない使いやすさについて、データの取り込みや連携、サポート体制など、さらに踏み込んだ項目を比較してみました。(2021年1月調査時点の情報です)
▼横にスクロールできます▼
派遣管理に必要な機能がオールインワン | 派遣から紹介までワンストップで管理 | 無料で利用できるヘルプデスクを用意 | オプションによる拡張機能が充実 | |
The Staff-V
|
STAFF EXPRESS
|
マッチングッド
|
オルディア
|
|
---|---|---|---|---|
機能 |
|
|
|
|
特長 | 基本的な機能だけではなく、データのインポート・エクスポート、マイナンバー管理機能など、人材派遣ビジネスに必要な機能を標準装備している。 | 人材紹介や業務請負委託などのビジネスの業務管理にも対応したシステム。ユーザーの要望に合わせて有償でカスタマイズも可能。 | システムを導入したユーザーが無料で利用できるヘルプデスクを設置。導入事例に基づいた最適な項目設定を案内する。 | オプションでWeb上で勤怠管理を完結させる機能や、スタッフのマイナンバーを登録・帳票出力する機能、マイページ機能などの便利機能を拡充できる。 |