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派遣管理システムは、買い切り(オンプレミス)型とサブスク(サブスクリプション)型のふたつの種類があります。企業側の都合に合わせて、適切な種類の派遣管理システムを導入するのが、システムを上手く使っていくための第一歩だと言えるでしょう。
買い切り(オンプレミス)型は、購入した企業内にシステムをセットアップして使用するタイプの派遣システムです。
買い切り型の代表的なメリットは、そのカスタマイズ性の高さです。買い切り型なら、システムを購入後、自社の業務内容や好みに合わせて自由にカスタマイズができるので、より使いやすいシステムを構築することができるのです。
また、セキュリティ性が高いのも大きなメリットです。買い切り型はアクセスを社内ネットワークのみに制限できるので、外部からの悪意あるアクセスや内部からの情報流出を防げるのです。
デメリットとしては、買い切り型なので初期費用が大きくなりがちな点と、システムやサーバーの運用・管理、そしてメンテナンスも自社で行わなくてはいけないという点が挙げられます。
サブスク(サブスクリプション)型は、月額課金制の派遣管理システムで、クラウド経由で使用するのが特徴です。
サブスク型の代表的なメリットは、なんといっても初期費用を抑えられる点でしょう。初期費用はシステムを導入する際の最初のハードルとなりますが、サブスク型は月額制なので、買い切り型と比べると初期費用を大幅に抑えることができるのです。
また、クラウド上で運用するため自社でのシステム構築も不要という点も大きなメリットでしょう。さらに保守点検はサービス提供会社がやってくれるので、導入時点からすぐにシステムを使用できる上に管理のためのコストを大幅に削減することができるのです。
必要になった場合は、システム提供会社側がシステムのアップデートをしてくれるのもメリットです。法改正をはじめとする、企業すべてにシステムのアップデートや機能追加が必要になった場合でも、システムのアップデートは提供会社がやってくれるので安心です。
デメリットとしては、セキュリティ面が挙げられます。サブスク型は、外部にあるクラウド経由でシステムを使用します。そのため、買い切り型のようにネットワークの接続範囲を社内のみに限定して運用することができません。サブスク型を使用するには、万全なセキュリティを自社で用意しなくてはいけないのです。また、カスタマイズ性も買い切り型に比べると下がります。
買い切り型もサブスク型も一長一短で、どちらかが一方的に優れているわけではありません。特にコストに関しては、初期費用だけで見るべきではありません。そのため、派遣管理サービスを選ぶ際には5年使用することを目安に、初期費用だけでなくランニングコストなども含めて総合的に判断しましょう。
ここまで、派遣管理システムの初期費用・ランニングコストについて紹介してきました。このサイトでは、自社の目的別にあわせた派遣管理システムを紹介しています。派遣管理システムの導入を検討している人は是非ご参考ください。
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