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ここでは、人材派遣会社がオンライン面接ツールを使用するメリットや導入の流れ、注意点などをまとめています。
2023年にユニテックシステム株式会社が行った調査によると、人材派遣会社の実に7割が「DX推進のためにオンライン面接ツールを導入した」という結果が出ています。
オンライン面接とは、その名の通りパソコンやタブレットなどを利用して画面越しに実施する面接のことです。一次面接だけをオンライン面接で行い二次面接からは対面で行う、すべての面接をオンラインで完結するなど、企業によって導入方法は異なります。
対面での面接の場合、求職者は決まった時間に会場まで足を運ぶ必要があります。もしも遠方に住んでいる人やカジュアル面談を行う場合、求職者によっては受けるのを迷ってしまう場合もあるのです。
現在でもすべての面接をオンラインで行うのは難しいと判断する企業も多いですが、一次面接などで採用すれば応募者の層を広げられます。
在職中に転職活動を行っている場合、現職の都合で面接に参加するのが難しい人も多いです。特に対面の面接は時間的・身体的負担が大きく、面接を受けられる日程がさらに限られてしまいます。
その点、オンライン面接は、就業後や休憩時間を活用して受けることが可能です。対面とオンラインのどちらが良いか選べるようにしておけば、採用の機会損失を防げるでしょう。
面接時に必要な資料や求職者のデータをオンラインで共有・管理できるため、紙媒体の書類を用意するための印刷コストを削減できます。また、外部の面接会場を利用していた場合は、会場費の削減も可能です。
面接を行う場所によっては、周りの人の話し声や雑音に注意しなければなりません。また、インターネット環境が悪い場合、映像が見れたり音声が途切れてしまうなどのトラブルにつながります。
会場を準備する際は、なるべく静かで音が漏れにくい場所を選んでください。ネット環境においては、万が一接続トラブルが発生した時のことを考えて、電話やチャットなどほかの連絡方法を確保しておくのが重要です。
オンライン面接では、会社用の端末や社内のネットワークを利用するので、あらゆるセキュリティリスクに注意しましょう。具体的に、求職者の資料には閲覧制限をかける、保管期限や消去方法まで細かく設定する、面接中は入室できる人を決めておく、面接に利用する端末のトップ画面を整理する、面接専用の端末を用意するなどが挙げられます。
まずは応募から内定までのどこにオンラインにするかを決めましょう。この時、オンライン面接の担当者も決め、面接官となる社員に流れやポイントを伝えます。なお、オンライン面接は企業のアピールポイントとなるため、求人媒体にも積極的に記載しましょう。
採用フローが決まったら、次にオンライン面接ツールを選定します。選定のポイントは、企業側の操作性・求職者側の利便性・セキュリティの高さです。ツールを決める際は、手持ちの端末で問題なく利用できるかのチェックも忘れてはいけません。
初めてオンライン面接をする場合は、本番を想定したロールプレイを行いましょう。ツールの操作になれていないと、面接に集中できず正しい選考ができない可能性があります。なお、ネット回線や端末のトラブルに素早く対応できるよう、イレギュラー対応のロールプレイも実践しておくと良いでしょう。
求職者にオンライン面接の概要を伝えるために、テンプレートを作成します。面接の日時は必要なものはもちろん、使用するツールのログイン情報や接続できないときの連絡先、注意点などのテンプレート化は、連絡漏れを防ぐのに効果的です。
また、社員用にツールの操作方法や注意事項を記したマニュアルも用意しておきましょう。
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