派遣管理システムはセキュリティ強化にも役立つ？

本記事では、人材派遣システムを導入することによるセキュリティ面のメリットや、主なツールのセキュリティ対策をご紹介します。

派遣管理システム導入によるセキュリティ面のメリット

人材派遣管理システムは、企業のセキュリティ向上に寄与します。仮に派遣スタッフの情報を誰もが閲覧できる方法で管理した場合、外部へ持ち出されてしまうリスクがあります。一方、人材派遣管理システムは閲覧・管理できるユーザーや権限をコントロールできますので、外部へ持ち出されるリスクを低減可能です。

また、システムで管理される個人情報などは暗号化されます。アクセスも制限できますので、外部からの不正アクセスによる個人情報の流出も予防できます。

派遣管理システムの主なセキュリティ対策

ここからは、主な人材派遣管理システムが取り入れているセキュリティ対策について解説します。

PORTERS

人材派遣管理システムのPORTERSでは、以下のようなセキュリティ機能を搭載しています。

• ユーザーIDの追加・利用終了やログイン履歴の確認
• 強制ログアウト
• エクスポート・インポートの中断
• セキュリティグループの作成・権限変更
• 項目ごとのアクセス権（編集の可否）設定

特定のユーザーIDの利用を終了させられるほか、ログイン履歴の確認や強制ログアウト機能を備えています。また、ユーザーまたは部署単位でセキュリティグループを設定し、利用できる機能やアクセス権限を制御することが可能です。

また、データ項目ごとにアクセス権を設定できるのも特徴。フェーズ終了時に読み取り専用へ移行するなど、細かい設定変更にも対応しています。

参照元：PORTERS公式HP（https://hrbc.porters.jp/features/security/）

クラウドスタッフィング

クラウドスタッフィングでは、下記のセキュリティ対策・機能を取り入れています。

• SSLによるデータ通信の暗号化
• 24時間365日体制での自動サーバー監視
• 接続元IPの許可リスト機能
• 開発・運用端末へのウイルス対策ソフト導入
• WAF（Web Application Firewall）機能（クラウドスタッフィング派遣管理のみ）
• ISO27001の取得

ネットワークでやり取りされるデータを暗号化しているほか、年中無休で自動サーバー監視を実施しています。また、接続元IPの許可リスト機能を搭載しているため、企業側はIPアドレス単位でシステムへのアクセスを制限可能です。

このほか、不正侵入への備えとしてWAFを導入したり、ISO27001を取得して情報管理体制の維持・改善に取り組んだりしています。

参照元：クラウドスタッフィング公式HP（https://service.cloud-staffing.jp/products/features/security/）

STAFF EXPRESS

STAFF EXPRESSでは、以下のセキュリティ機能や対策を取り入れています。

• 操作・閲覧などの権限設定
• トレーサビリティ（操作履歴の管理など）
• ASP側での各種セキュリティ施策

ユーザーごとに操作や閲覧、更新などの権限を設定できるほか、履歴を追跡できるトレーサビリティを搭載しています。また、ASP側もインシデント管理など、さまざまな対策を施してセキュリティを強化しています。

参照元：STAFF EXPRESS公式HP（https://www.staffexpress.jp/security.html）

The Staff-V

The Staff-Vは、ユーザーごとに使用・参照権限を細かく設定できる機能や、処理履歴を蓄積できる機能を搭載しています。また、情報セキュリティに関する国際規格のISO/IEC27001も取得しており、情報セキュリティの向上や管理体制の維持・改善に取り組んでいます。

参照元：The Staff-V公式HP（https://www.huapp.co.jp/blog/202309-announcement20230925/）