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金融業で派遣スタッフを多く抱える企業に向けて、派遣管理システムの導入事例と選び方のポイントを解説しています。
SBI証券のコールセンター部門では、口座開設の手続きや顧客からの問い合わせ対応など、金融機関としての専門性と正確性が求められる業務に、多数の派遣スタッフを起用しています。
同社が直面していた課題は、金融業界特有の厳格な勤怠管理をいかに効率化するか、という点でした。従来、ポータルサイトに付随する打刻機能とExcelを用いた手作業での集計を行っていたものの、機能面の制約からオペレーター個別の勤務状況や、派遣会社ごとの稼働実績を精査するまでに多大な時間を要する状況が生じていたのです。
そこで派遣管理システムを導入した結果、出退勤データの一元化が実現。現在はオペレーター単位や派遣会社単位での勤務実績を容易に出力できる体制となり、管理者が担っていた集計業務の負担は大幅に解消されました。
正確な労働時間の把握や派遣会社への報告がスムーズに運用されるようになったことで、蓄積された勤怠データを人員計画の策定や精度の高いシフト調整に活用できる環境も整ったとのことです。
参照元:ジョブカン(https://jobcan.ne.jp/case/19623/)
KANAEアソシエイツ株式会社は、外資系・日系を問わず金融業界のスペシャリストを対象とした専門性の高い人材紹介サービスを展開しています。
同社では質の高い紹介サービスを継続する一方で、求人案件に対する推薦数や面接設定数、成約数といった一連のプロセスにおける「数と率」を正確に把握しきれない点が課題となっていました。数値化が不十分なことで、紹介業務のどの段階にボトルネックが潜んでいるのかを特定しにくい状況が生じていたと言います。
この課題を解決するため、同社は派遣管理システムを導入しました。求人情報や候補者データ、さらには選考プロセスの進捗状況を一元管理した結果、「価値のKPI」と「業績KPI」の双方が可視化される体制へと移行。その結果、業務上の生産性向上と顧客への提供価値の最大化を高い次元で狙える体制が整いました。
業務フローの標準化が進んだことで、新人コンサルタントの早期戦力化や客観的なデータに基づいた公平な目標管理・人事評価の運用にもつながっています。
参照元:ポーターズ(https://hrbc.porters.jp/case/detail/id=213)
金融業を専門とする派遣会社がシステムを選定する際、まず注視すべきは自社の多角的な業務を十分にカバーできる機能性です。口座開設窓口やコールセンター、さらには複雑なバックオフィス業務など派遣先が多岐にわたるため、スタッフの基本情報から契約条件、勤怠データまでを一元管理できる器が必要となります。
多くの派遣向けシステムには、打刻データの自動集計や労働時間のリアルタイム把握、さらには残業超過に対するアラート機能や給与計算システムとの連携が実装されているため、これらを有効に活用すれば集計ミスの防止と業務効率の劇的な向上が期待できるでしょう。金融機関特有の厳格なコンプライアンス水準を遵守できるかという視点も含め、必要な要件が網羅されているかを細部まで検証しておく必要があります。
金融系の派遣現場では、平日の日中業務に限らず、夜間や土日祝日の問い合わせに対応するコールセンターなど、複雑なシフト制で運営されるケースが珍しくありません。そのため、高度なシフト管理機能を備えているかどうかは、システム比較における極めて重要な指標となります。
シフト管理に特化したシステムであれば、スタッフからの希望収集から適切な配置計画の策定、急な欠員が生じた際の調整にいたるまで、すべてをオンライン上で完結させることが可能です。従来のような紙やExcelを用いた煩雑なやりとりを削減できる点は、シフト管理の現場にとって大きなメリットといえるでしょう。時間帯ごとの必要人数に基づいた適正な人員配置や拠点・部署ごとの稼働状況も容易に把握できるため、サービスレベルの維持と人件費の適切なコントロールの両立を目指すことができます。
いかに多機能なシステムであっても、管理者やスタッフが直感的に操作できなければ、現場への定着は遅れます。特に、支店や営業所ごとに多くの担当者が利用する金融業界の派遣管理においては、画面構成の分かりやすさや目的の情報まで到達する効率性が重要な要素です。
まずはトライアルやデモ環境を積極的に活用し、現場の担当者が操作に迷うことはないか、過度なマニュアル参照なしに運用できそうかを確認してください。そのうえで、実務に即した本格導入を検討することが、失敗しないシステム選びのポイントとなります。
「スタッフ管理」「顧客管理」「契約管理」「勤怠管理」「給与・請求管理」が一括で対応でき、尚且つe-Govとの連携がなされているシステムを厳選。単純なシステム比較だけでは見極めきれない使いやすさについて、データの取り込みや連携、サポート体制など、さらに踏み込んだ項目を比較してみました。(2021年1月調査時点の情報です)
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| 派遣管理に必要な機能がオールインワン | 派遣から紹介までワンストップで管理 | 無料で利用できるヘルプデスクを用意 | オプションによる拡張機能が充実 | |
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The Staff-V
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STAFF EXPRESS
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マッチングッド
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オルディア
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| 特長 | 基本的な機能だけではなく、データのインポート・エクスポート、マイナンバー管理機能など、人材派遣ビジネスに必要な機能を標準装備している。 | 人材紹介や業務請負委託などのビジネスの業務管理にも対応したシステム。ユーザーの要望に合わせて有償でカスタマイズも可能。 | システムを導入したユーザーが無料で利用できるヘルプデスクを設置。導入事例に基づいた最適な項目設定を案内する。 | オプションでWeb上で勤怠管理を完結させる機能や、スタッフのマイナンバーを登録・帳票出力する機能、マイページ機能などの便利機能を拡充できる。 |